タイムカードから社員の体調不良を見逃さない

2015年1月12日
給与計算から会社が見える

遅刻・早退・欠勤が続く社員の体調に注意しましょう!

給与計算を依頼されている会社の社員Aさん。グループリーダーになって約3か月経過後に遅刻が多いことに気が付きました。真面目な性格のAさんなので、気になっていましたが、その1か月後には早退・有給も増えてきました。

勤怠不良は問題社員、とは限らない。ケースバイケースと心得、社員の体調不良を見逃さない。

30名ほどのシステム設計会社の事例です。

給与計算を依頼されていますので、毎月勤怠をタイムカードでチェックしています。
あるときグループリーダーになったばかりのAさんのタイムカードの異変に気が付きました。ずっと所定労働時間前に出勤していた真面目なAさんですが、遅刻・早退・有給が増えてきました。遅刻・早退以外の日は、夜9時過ぎまで会社にいるようです。

給与計算データを社長にお送りする際に、Aさんの勤怠の異変を伝え、Aさんが体調不良だと困るので、本人にヒアリングすることをアドバイスしました。
社長とヒアリングされた際にAさんは、リーダーになってから気負いもあり、仕事の遅れがあると夜眠れない時がある、ということでした。

その報告を社長から受けて、良質な眠りが確保できなければ、仕事のパフォーマンスは上がらないので、Aさんの精神的負荷を軽くするため、ポジションは今のままで、先輩の誰かをアドバイザーとしてAさんにつけてみてはどうですか?とアドバイスしました。

ポジションを外せば、「自分は役職を下ろされた」と感じてモチベーションが下がりますので、ポジションはそのまま、少し様子を見る、という対応を取りました。
その後Aさんは仕事が順調に流れ始めたこともあり、勤怠も正常になり元気に働いているようです。

タイムカードは事実です。その事実の裏にどんな理由があるのか、冷静に把握して適切な対応を取らなければ、社員の体調不良の悪化を招くこともあります。たかがタイムカードですが、いろんな見方ができるものです。

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