「年収の壁」問題 今年もあと2か月・・・

こんにちは、三崎事務所の三崎です。いつもお世話になっております。

11月になり、今年も残すところ2か月を切りました。

それなのに、日中はまだ23~25度と夏日・・・日中半袖でも良いくらいです。何でこんなに暖かいんでしょう?

日当たりの良い弊所では日中冷房入れないと暑くていられません・・・・

さて、厚労省から「年収の壁・支援強化パッケージ」というものが打ち出されました。今話題になっている「年収の壁」問題です。

いわゆる扶養の範囲で働いている人の130万円の年収の壁に対する支援策と、じりじり進んでいる社会保険適用拡大となった場合の社会保険料負担増に対する支援策です。

「雇用されている者すべてを社会保険の被保険者にして保険料収入をアップしていかないと高齢者社会の医療費を賄いきれない」という問題への政府の対策であると思います。

おそらく2017年には「被用者すべて社保加入」といった動きになるのだと思います。

それまでの激変緩和措置として「年収の壁・支援強化パッケージ」が位置付けられていると思われます。

政府の支援策は何種類かありますが、会社の社会保険料負担増の軽減を図るためキャリアアップ助成金のコースを新設しているのは特筆すべきかも知れません。

ただ、助成金はあくまで一時的な支援策です。会社は助成金がもらえなくなっても、社保加入者が増えたことによる社会保険料負担はずっと追わなければならないのですから、ほんの一時しのぎであることは肝に銘じなければなりません。

日本の労働力不足は深刻ですから、年収の壁を気にせず働ける人が増えることは日本の経済にとっては必須なことですし、企業にとっても働き控えをする社員が減って、既存社員がより長い時間働いてくれることは良いことだと思います。

時代の流れとして「年収の壁」問題は、今このタイミングで、取り組まなければならないのだと思います。

厚労省のリーフレットhttps://www.mhlw.go.jp/content/001162151.pdf

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